古瀬教授が一般社団法人日本肝胆膵オンコロジーネットワーク(JON-HBP)を設立しました

当科教授古瀬純司は長年に渡り、JCOG(Japan Clinical Oncology Group)肝胆膵グループの代表を務めて参り、先日退任いたしました。JCOG肝胆膵グループが活動を並行しながら、より有効な治療開発や新しい治療法の確立のため、昨年1月に「一般社団法人 日本肝胆膵オンコロジーネットワーク」を立ち上げました。以下、代表理事の古瀬よりコメントです。

肝臓、胆道、膵臓から発生する肝・胆道・膵がんは、わが国では合わせると10万人以上が毎年新たに診断されています。さらにその5年生存割合はそれぞれ30%、25%、8%程度と極めて予後不良です。私たちは、肝・胆道・膵がんにおける臨床的課題に取り組み、より有効な治療の開発をタイムリーに行うことを第一の目的として、この研究グループを立ち上げました。まだ2年目に入ったばかりですが、現在北海道から九州まで全国から65施設が参加し、4本の臨床試験が登録中、5本の臨床試験が登録開始準備中、さらに3本の臨床試験が検討中と多くの課題に取り組んでいます。また、年2回、会員を対象に夏と冬のセミナーをZOOMで開催し、最近のニュースをみんなでディスカッションしています。ひとつの臨床試験の結果が出るには数年かかります。すぐに成果は出てこないかもしれませんが、我々の取り組みに注目していただければと思います。

詳細は以下よりご覧ください。

一般社団法人日本肝胆膵オンコロジーネットワーク / Japan Oncology Network in Hepatobiliary and Pancreas (JON-HBP) – Japan Oncology Network in Hepatobiliary and Pancreas (JON-HBP)