腫瘍内科は、科学に基づくがん薬物療法の実践、臨床試験など新しい標準治療やより有効な治療法の開発に関する研究を行える専門医の育成を目標としています。特に腫瘍内科専門医としては、臨床腫瘍学を通じて、がん診療だけ でなく内科一般の診療を科学的根拠に基づいて確実に行える医師であり、心の通った診療が行える成熟した社会人であること、国際的な視野に立った研究や活動が行える幅広い知識と教養を身に付けることを目指しています。

指導スタッフ

  • 廣中秀一(教授・診療科長、旭川医科大学 平成7年卒)
  • 長島文夫 (教授、東北大学 平成3年卒)
  • 水谷友紀(講師、東京医科大学 平成13年卒)
  • 岡野尚弘(助教、聖マリアンナ医科大学 平成20年卒)
  • 前園知宏(医員、杏林大学 平成22年卒)
  • 西岡真理子(医員、杏林大学 平成27年卒)

研修カリキュラム

  • 1、2年次
    杏林大学医学部付属病院にて、最初の数ヶ月は腫瘍内科において入院患者を中心に診療を担当する。その後はその他の内科系診療科をローテーションし、内科全般あるいはがん診療の研修および日本内科学会内科専門医や日本臨床腫瘍学会専門医の申請に必要な症例を経験する。
  • 3年次
    国立がん研究センター中央病院もしくはがん研有明病院のがん専門病院で研修を行う。
  • 日本臨床腫瘍学会がん薬物療法専門医取得のためのカリキュラム
    • 複数の診療科のローテーションによる診療および本研修用の講義からなる。
    • 診療科のローテーション(血液内科、呼吸器内科、呼吸器外科、乳腺外科、婦人科、泌尿器科、耳鼻咽喉科、頭頸科、整形外科、皮膚科、脳外科、小児科から尐なくとも2科を選択してローテーションする。緩和ケアチームのローテーション1ヶ月以上を必須とする。)
    • 同カリキュラムとして実施される講義(日本臨床腫瘍学会が指定しているカリキュラムのうち他科ローテーションでカバーできない領域について講義を受講することで研修する。)

取得できる専門医

日本内科学会認定内科認定医(同専門医)、日本消化器病学会認定消化器病専門医、日本臨床腫瘍学会がん薬物療法専門医、 日本がん治療認定医機構認定医 など

詳しくは、下記PDFファイルをご覧ください。

  • 腫瘍内科後期研修プログラム.pdf

当科の研修に関する質問・要望がありましたら下記の臨床研修担当責任者に御連絡ください。

臨床研修担当責任者:岡野尚弘(内線:3585)
 syuyo-naika@ks.kyorin-u.ac.jp