我々腫瘍内科学教室は、大学病院でがん診療を専門とする講座・診療科をという時代の要請に、2008年3月、杏林大学医学部に新たな講座として開設されました。
東京都区内には多くの大学医学部、大学病院がありますが、300万人以上の人口を有する多摩地区、西東京に本部を置く医学部は杏林大学だけです。西東京のがん診療を担うため、2008年4月に杏林大学病院にがんセンターが設置され、腫瘍内科はその中核としても活動しています。
我々腫瘍内科学教室は、疫学、予防、診断、治療までがん診療全体を理解した上で、特にがん薬物療法(化学療法)を武器にがん治療を進めています。我々はまだまだ小さい教室ですが、地域のがん診療や大学での医学教育を大切にしつつ、わが国のがん治療をリードし、そして世界の国々と協力して仕事をしています。
日本は今、二人にひとりががんに罹患し、三人にひとりががんで亡くなる時代です。がん制圧は人類の大きな課題であり、我々も小さなところから一歩一歩活動していこうと考えています。
我々の活動に興味のある方、医学生、研修医、医師、薬剤師、看護師、臨床試験に関係する方、患者さんとその家族、地域の皆さん・・・だれでもこのホームページをご覧ください。